先日お休みを利用して京都に旅行に行きました。本来の目的は京都競馬場で行われる菊花賞ですが、前日入りして観光した名所を紹介していきたいと思います。紅葉シーズンにはまだ早い時期でしたが、どこもたくさんの観光客で賑わっていました。今回は京都市内を巡ります。伏見稲荷から北上し河原町がゴールです。朝9:25に京都駅に到着、奈良線に乗り換えて稲荷駅で下車。まずはたくさんの鳥居が並んでいる伏見稲荷神社へ向かいます。写真で見たことはあるのですが、鳥居の数もさることながら大きさも様々でとても見ごたえがありました。本殿の裏手は稲荷山という山になっていて、山道にたくさんの鳥居が並び赤いトンネルのようです。山頂まで鳥居が続くそうですが、体力の限界を感じ途中で下山。次の目的地へ向かいます。
次は稲荷神社のすぐそばにある東福寺へ。もう少し時期が後だと紅葉の名所となる場所ですが、緑に囲まれた伽藍から見る景色もすばらしく、見ていてとても落ち着きます。大きくて迫力がある三門と本堂、緑に囲まれた通天橋、お寺なのに楼閣が乗っている開山堂。開山堂そばの縁側でしばしまったりします。
東福寺から一駅、七条駅で降り三十三間堂へ向かいます。残念ながら撮影禁止で外観のみです。文章では伝えにくいですが、堂内に並ぶ千一体の金の千手観音像は圧巻です。全部同じと思いきや良く見ると表情や手の位置、衣装が違っていて、いろんな人がいろんな時代に作ったことがうかがえます。とても細かい所まで細工が施され漠然とですが作者の思いが伝わってきます。
三十三間堂から七条通りを挟んで向かいに京都国立博物館があります。残念ながらこちらも内部は撮影禁止でしたが、縄文時代から近代まで様々な展示品があってとても興味深く見学しました。縄文時代、弥生時代の土器や土偶、鏡等の展示品は綺麗に残っているものが多く時代を超えて当時の生活が想像できます。またちょうど期間限定で坂本龍馬展が開催されていていました。手紙、刀、着物等当時使用していたものが展示されていました。龍馬の手紙は書き殴ったような手紙が多く、今見てもお世辞にも綺麗とは言えません。あまりにも忙しくて字の傾き加減から移動しながら手紙を書いていたことが推測されます。ただ文面は家族の身体や日頃の生活等を気使う内容が多く、とても家族思いな人だな、という印象を受けます。龍馬は脱藩しているので、家族に負い目を感じているのかもしれません。
次回は後半、方広寺~ゴールの河原町まで。