京都観光の後半は、京都国立博物館隣にある方広寺と豊国神社からです。豊国神社は豊臣秀吉を祀った神社で「ホウコクさん」の名前で知られています。秀吉が亡くなってすぐ建てられましたが、豊臣氏が滅亡したため廃絶されていました。その後明治になってから再建され現在に至ります。本殿の傍にはたくさんのひょうたん型の絵馬が飾られ、現在も参拝者が訪れていることがわかります。豊国神社の隣には大坂の陣が起こる原因の一つとなった方広寺の鐘があります。有名な銘文「国家安康」と「君臣豊楽」の文字が白地で囲まれ撮影スポットになっていました。
次の目的地は清水寺。地図で見ると近いのですが、山の上なので坂道をかなり歩きました。しかも人ごみが凄くて前に進みません。清水の舞台も人だらけ、床が落ちるのではないかと思いました。ですが眺めは対照的に清水山の緑が静寂を感じさせました。
最後に建仁寺を訪れました。ここには日本史の教科書でも見たことのある俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や天井に描かれた「双龍図」が観覧できます。特に双龍図は天井を見上げると視界いっぱいに入ってきてとても迫力がありました。建仁寺は絵画や襖絵等見どころがたくさんあるので是非おススメです。
いよいよゴールの河原町に到着。鴨川沿いに歩いて15分ほど、橋を渡るととても賑やかな街並みが広がります。その街並みの一角に風情のある通り、先斗町(ぽんとちょう)があります。京都の家庭料理おばんざいのお店やすき焼き屋さんが狭い通りにならんでいました。ここだけはひっそりとしているので、静かにお店を見て回れます。締めに天然温泉の銭湯に入って終了。
久しぶりの京都でしたが、前回訪れた時は漠然と鑑賞している感じでしたが、今回は建築物や展示品の作者や時代背景に感情移入して鑑賞することが出来ました。自分も少しは大人になってるのかな、と感じた京都旅行でした。