岩手山から乳頭温泉郷まで二泊三日で縦走<前半>
雪が降る前に行かなくてはと思い、10月後半に登ってきました。スタート地点は「馬返し」からです。登山口までは岩手銀河鉄道の滝沢駅からタクシーを使いました。
紅葉の歩きやすい道が続きます。少しすると新道・旧道の二手に分かれますが、僕は旧道をチョイスしました。
登りはなかなか急ですが、振り返れば遠くまで見渡せて疲れも吹き飛びます。
小屋前の水場はちょろちょろと出てました。水たまりは完全に凍ってました。かなり寒いです。小屋も冬仕様でしたので裏の冬季入口から入ります。
広くて清潔な小屋です。トイレも中にありました。風の音がものすごくて夜中何度か目を覚ましました。星が出てると良いなぁと夜明け前に外に出ましたけど、霧がすごくて何も見えません。温度計はマイナス7℃でした。嫌な予感がします。
案の定、一晩で景色が変わってしまいました。山の天気は変わりやすいです。この時期は万全の装備で登る必要があります。
頂上は吹雪でした。ボトルの水もサングラスも一瞬で凍りました。自撮りも一苦労です。
急いで九合目の避難小屋まで下ります。霧が晴れたらそこは幻想的な道でした。
こちらの小屋も立派です。中も綺麗でした。もちろんトイレもあります。風が弱まるまで少し休憩してから出発です。この後は大地獄谷を経由して三石山荘を目指します。
ずいぶん下りてきました。さっきまであの頂上にいたと思うと不思議な感じです。
三石山荘までの道はフラットで歩きやすいです。途中から雹が降ってきたので雨具を上下着用。実は東京に雨具を忘れてしまい急遽ホームセンターで買いました。700円ぐらいでした。安くて軽くて良いです。何万円もする高価なギアを買う意味を考えてしまいます。
見た目はちょっとあれですが、自家製タイベックパンツと合わせたら完璧な防寒防水でした。手袋もホームセンターで買ったゴム手です。絶対濡れません!
そんなこんなで三石山荘に到着しました。東北の避難小屋はどこも綺麗で室内にトイレ完備。すごいです。前半はここまでにします。続きは後半でお楽しみください。