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eラーニングで利用されるSCORM規格とは?

SCORM(スコーム)とは、eラーニングにおける学習コンテンツの標準化を目的とした規格です。学習コンテンツをLMSに登録する方法、LMSとの通信方法を規格として定めたものです。

SCORMは、Sharable Content Object Reference Model(共有可能なコンテンツオブジェクト参照モデル)の略で、この規格を満たす学習コンテンツは、SCORMに対応したLMSであれば、インポートするだけで動作いたします。現在でも多く存在しますが、LMSベンダーが独自に定めたコンテンツ形式・方法で登録するやり方は、LMSを他社に変更する場合、コンテンツの修正・再作成が必要になることが多いです。

例えば、あるゲームソフト作る場合、それがPlayStation用、XBox用など、さまざまなゲーム機で動作させたいとき、そのプラットホームごとのフォーマットに合わせて調整が必要になります。これはLMSの世界でも同様です。

LMSを利用する立場では、特定ベンダーのロックインを避けたい要望もあります。そうした場合、SCORM規格は1つの候補になります。eラーニングの規格は、SCORMのほかにもいくつかありますが、対応するLMSが非常に少ない状況のため、サポートするLMSが多いSCORMが選ばれることが多いです。

一方、LMSベンダー独自のフォーマットは、ダメなのか?と言うとそのようなことはなく、SCORMには無いさまざまな機能や使い勝手の良さもあります。どちらが良いかは、活用シーンによって異なりますので、いろいろ見比べてみると良いでしょう。

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