こんにちは、田口です。前回から、カメラの絞り値を変えると、その度合いにより、ピントの合う範囲、被写界深度が変わってくることを、何度かお話しましたが、今回は、どのくらい変わるのかを検証してみようと思います。
レンズは、AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G による近接撮影です。
カメラの設定は、絞り優先にして、絞り値(F値)を変えていきます。絞り優先の場合、手動で絞りを設定できることが特徴で、シャッター速度はカメラ側が自動的に調整してくれます。
一連の写真を、繋げて動画にしてみました。絞りを大きくすると、背景のボケが小さくなっていきます。また、光を通すレンズの穴が小さくなるため、単位時間あたりの光が入る量が少なくなります。
そのため、カメラ側で標準露出になるようにシャッター速度が遅くなり、光をたくさん取り入れようとします。露出値を変えるとシャッター速度も変わるのは、そのためです。
背景のボケは、被写体を際立たせるために利用しますが、どのくらい被写体にピントが合えばよいかは、実際に何枚か撮ってみて感覚を掴み、お気に入りの設定をモノにする感じでしょうか。
まだまだ修行中ですが、こちらの写真もどうぞ。
では、このあたりで。