Adobe社「After Effects」のプラグ・イン覚書(Particle Illusion for AE その1 )
映像制作スタッフの高橋です。
前回は、プラグインをインストールするとどのようなことができるか、
今、流行のプラグインを数種類紹介させていただきました。
今回は、ここ最近使用頻度が低くなった「Particle Illusion」という
プラグインを取り上げてみたいと思います。
エミッターライブラリの中にあるエフェクトを元にして、
カスタマイズして自分好みの光や粒、炎などを作成することができる
プラグインです。
10年ほど前は、
ディスクリート社のcombustion(コンバッション)のおまけ機能として
ついていたものを使用していました。
今では古さを感じますが、
その当時は、誰も彼も「matrix fall」というエフェクトを使用して、
映画『マトリックス』風の動画を、作成していました。
これを作成するのに、「Particle Illusion」なしでは、
それなりの時間を要するわけですが、「Particle Illusion」ありでは、
1分位で簡単にできてしまったのです。
このように、高度な技術を要する動画を、
誰でも「簡単にかつ短時間で作成できる」という非常に優れていて、
大変重宝したプラグインでした。
…が、
何分、優れているがゆえに、多くのクリエイターさんに多用され続けたため、
「Particle Illusion」で作成したものは、
新鮮味に欠けてしまうというマイナス要因が増えてきました。
かつて「Particle Illusion」の恩恵に預かったクリエイターさんは、
塩漬けにしておくのはもったいないという考えから、
色々新鮮さを出すよう試行錯誤しているようです。
次回から、今後の「Particle Illusion」の使い道を考えていきたいと思います。
今回はこれまで。
失礼します。