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河合

サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ

最近「サイド・バイ・サイド」という映画を見たのですが、
とても考えさせられる映画だったので、少し感想を書いてみたいと思います。

「サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ」

キアヌ・リーブスがプロデューサーを務める現在公開中の映画ですが、タイトルにもなっている通り
フィルムからデジタルシネマへの変遷をドキュメンタリーにした作品です。

現在作られている映画は、ほとんどが既にデジタルで作成されていると思っていましたが、
実はそうではなく、今現在まさに変遷の真っただ中だということに驚きました。

フィルムとデジタルシネマのメリット、デメリット、そしてそれぞれの想いを、
映画監督、撮影監督、編集、カラリスト、配給、機材メーカーなどへ、キアヌ・リーブスがインタビューするという形で描かれています。

100年続いたフィルムの歴史、培ってきた芸術性を捨てデジタルの可能性に道を見出す人達。
デジタルには出せない、フィルムならではの奥行きや質感を求めてフィルムにこだわり続ける人達。

フィルムかデジタルか…

映画制作に関わる様々な人達の想いが、芸術面・技術面双方から描かれています。

フィルムとまではいきませんが、デジタル社会を生きる私達の身近でも似たような現象は起きています。

ここ何年かの間で、私達の身近な記録メディアは大きく変化してきました。
カセットテープからMD、CDへ。そしてMP3などのデータ形式へ。
同じことが映像メディアでも起こり、ベータカムやVHSなどの記録媒体が姿を消しつつあります。

メーカーの生産中止やデータ形式の変化により以前の映像や音楽が再生できなくなる…

弊社でもVHSやMini-DVから、DVDやBDへのデータ変換を請け負っていますが、
何年か先にはDVDを別のメディアへ返還する業務が加わっているかもしれません。。

画質が上がるにつれてデータ量が大きくなり、記録媒体もより大容量のものへ変化しています。

しかし、大型テレビが普及する半面、スマートフォンなどの小さな画面での再生も考慮しなければならない…

記録としての映像、誰かに伝えるための映像、エンターテイメントしての映像…
目的に合わせて映像の作り方、撮影機材の選び方も違ってきます。

この辺りでちょっと映像制作の意味みたいなものを考えてみようかな・・・

と。映画の感想からだいぶ離れてしまいましたが、徒然とこんなことを考えてしいました(-∀-`; )

そんな映画です。
みなさまもぜひ。

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