先日、浦和のパルコへ「コップのフチ子展」を見に行ってきました。周りの方は、ライトにスマホで記念に撮影している程度でしたが、一眼レフカメラを取り出そうとしているのは私だけでした。せっかく来たからにはと思い、気負いせず撮影開始です。
フチ子さんは、プラスチックのショウケースに入っているためケースにほぼ密着した状態でカメラを構えて撮っていきます。レンズは60mmのマクロレンズで、ISOは下限2000~上限4000程度でオート、露出補正は高めに設定しました。ちょっと古めのミラーレスやAPS-Cでは、ISOを上げると、ノイズが発生しやすいですが、フルサイズカメラであれば、ISO2000でも全く問題ないレベルの品質が得られます。
また、なにぶん照明が、フロアの地明かりしかないのと、見た目の明るさに合わせて撮影すると記録写真のように面白みが欠けるので、露出補正をプラスに上げて明るめに撮ります。これらの写真は、さらにRAW現像で補正を加えています。そして、小さなホコリが付着したような汚れは、フォトショップのスポット修復ブラシツールで取り除き、綺麗な表面に仕上げます。
玉ボケの写真は、展示会場奥のブティックに設置された照明が、良い感じにボケてくれました。
マクロ撮影は、ピントの合う幅が狭いため油断すると、ピントが合わせたい部分がボケてしまうことがあります。私の場合、同じ構図でF4、F5.6、F10といった風に3パターンほど絞りの設定を変えて撮ることがあります。そうすることで、背景のボケ味、ピントの度合による違ったバリエーションを作ることができるため、失敗する確率を下げることができます。
ふなっしーの写真は、光が弱くメリハリ感がでませんでしたが、クレイアニメにような空気感がでているように見えて面白いです。どこにピントを定めているか、よくわかる写真ですね。
前ボケの写真を狙ってみました。ミニチュアの模型撮影は、その世界観を上手く表現できると、とても面白い写真になるため機会があればまた挑戦してみようと思います。